ワガママNo.2748: 創造性に寄り添うには。(３)
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帰京して事務処理の残りをちまちまと進めて
います。役所詣でもあって少しお散歩気分。
移動がてらこれからのビジョンも、もう少し
つぶさに思い描こうかと。
さて先日から木下紫水という児童画の教育者
にヒントを得て、ヒプノセラピー(催眠療法)
のメソッドを活用しながら「創造性を伸ばす
方法」を考えています。
これまでに「取り組んでいる間は口を出さず、
ただ見守って好きになる。」、「上手下手に
関わらずほめる。」という観点で見てきまし
たがいかがだったでしょうか。
今日は３つ目のポイント、「全力を尽くした
ものをほめる。」というテーマで考えて行き
ましょう。
これ、原典は「途中で投げ出したものを嫌い、
全力を尽くしたものをほめる。」となってい
ます。
戦前の教育ではそれでよかったのでしょうが、
現代は「褒めて伸ばす時代」。
まずは徹頭徹尾、全力を尽くして取り組んだ
作品に惜しみなく称賛を送ってあげましょう。
そうでなかった作品についてはそうですね、
こうしてみてはいかがでしょうか。
対象の作品を丁寧に見たら軽く目を閉じて、
「途中で投げ出したけれど、ここだけは一生
懸命やった」という部分を心の中で洗い出し
ていきます。
下描きだけがんばったのなら、そこを褒めれ
ばいいんです。
部分的に丁寧に描いた部分があれば、そこを
褒めればいいんです。
モチーフを丁寧に観察していたのならその態
度や、何なら用紙のクリップの仕方や画材の
持ち方を褒めてもいいんです。
まずはどこか「一生懸命やって輝いていると
ころ」を見つけ、その取り組みを他の部分に
広げて行くよう、促してみてください。
大丈夫、どんな作品にも、どんな描き方にも
必ずよい部分がありますよ。
今日も豊かな一日を過ごしましょう。
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