ワガママNo.3825: 自己調整法を試してみたい。(10)

2023-10-09

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photo: pixabay

この休暇では、あるクライアント先の向こう
9か月のグランドデザインを頭の片隅に置き
ながら過ごしました。こうした大日程の検討、
デスクを離れてやるのが一番。

さて先日からヒプノセラピー(催眠療法)活用
の基本、「自己調整法」を試していただいて
きました。

第1段階。気持ちが落ち着き、筋肉の緊張が
とれて、両手の平が温かい様子を感じてみる。

第2段階。手の温かみが手の甲から手首、前
腕、ひじ、二の腕、肩へと広がっていく様子
をイメージしてみる。

第3段階。先ほどとは逆の順序で、両肩から
指先まで温かくなっていく様子をイメージし、
最後に両足の裏の温かさを感じてみる。

第4段階。両肩から手足、両足から両膝まで
が温かくなっていく様子を感じていく。

第5段階。両肩、両膝まで温かい一方で、額
に涼しさを感じていく。前進が温かくリラッ
クスして、額だけが進しいと感じるイメージ
でもよい。これは自分自身で誘導できる催眠
状態のひとつの形。

第6段階。ここまで実践してきた第1~第5
の段階を日常生活に導入していく。自己調整
法を実践しながら生活するイメージが理想。

第7段階。催眠状態で起きてくるさまざまな
考え、感情、あるいは身体り反応をあるがま
まに、客観的に受けとめる。

第8段階。どのようなできごとがあっても、
感情の変化があってもあるがままに受け入れ
られる状態になり、外的要因やストレスに対
する耐性を獲得する。

そして消去動作。元の意識状態に素早く戻る
ための動作をいくつか覚えておく。

このようなステップで進めてきましたが、い
かがだったでしょうか。

締めくくりにもうひとつ活用のヒントをお伝
えしておきます。

昨日「消去動作」についてお話ししましたが、
その逆に、スピーディーに催眠状態に入れる
「導入動作」を用意しておくこともできます。

例えばあるフレーズを口に出して唱える。

ポケットの中に何かを用意しておいて、それ
を取り出してみる。

身体のいずれの部分を、あらかじめ決めたや
り方で触れる。

もっと他の方法もあってよいと思います。

導入と消去のスピードを早めるツールを用意
しておくといよいよ身近に、また手軽にこの
自己調整法を活用していただけるのではない
でしょうか。

今日も豊かな一日を過ごしましょう。

 

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